好きとスキが重なった日
エレベーターに乗って、最上階のボタンを押す悠真…

最上階って、屋上に行こうとしているの?


最上階に着きエレベーターを降りると、私達は階段を半階分登った。


「美莉亜、足元気を付けろよ
ここ段差あるからなー」


「ねぇ、悠真?
ここって屋上だよね…?」


「そうだよ
美莉亜と一緒に、この場所に来たかったんだ!」


「そうだったんだ♪
悠真、連れてきてくれてありがとう!」



そして屋上の扉の前に着くと、悠真が力強く、屋上の扉をおもいっきり開けた。



扉が少しずつ開かれると、太陽の光が大量に溢れ、扉の隙間から顔を覗かせる。


全開に開かれた扉の先には、街全体を眺めるほどの景色がそうだいに広がっていた。


雲一つなく爽快で、冬なのに今日に限って天気が良く、太陽がこれでもか!というくらい、キラキラと輝いている。


空気が新鮮で本当に美味しいな~。


これなら嫌なこと全て忘れられそう!何だかそんな気になる。


それに、今人が誰もいなくて貸切状態。


この景色を悠真と二人占めできるんだよー!!



滅多にできないよ!こういうこと。



何だかラッキー!!!
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