好きとスキが重なった日
「悠真ごめん…」
「俺こそごめん
美莉亜の気持ち、考えてなかった」
「いいよ、もう!!気にしないで?」
「なら気晴らしに、100円入れて景色でも見るか!!」
「うん!」
そう言った悠真は、観光用双眼鏡の、お金投入口に100円玉を入れると…
双眼鏡の中を覗き始めた。
双眼鏡を動かしては、街の景色を眺めている。
少しの間街の景色を眺めると、今度は私に声をかけてきた。
「美莉亜も早く来いよ~!
早くしないと見れなくなるぞ!!」
私を急かす悠真を他所に、私が小走りで悠真の元に駆け寄ると…
悠真は私の肩を組んで、"早く双眼鏡の中見れよ!"と言わんばかりに、私をほのめかしてくる。
私は急いで双眼鏡を覗いだ。
双眼鏡の中から見る街の景色は…
大きくはっきりと見え、一段と人の姿や、車の走行が小さく私の目に映りながらも、ありのままの自然体で見えた。
生きていて良かった。
生きていること自体が、"温かいなぁ~"って改めて思えた。
「俺こそごめん
美莉亜の気持ち、考えてなかった」
「いいよ、もう!!気にしないで?」
「なら気晴らしに、100円入れて景色でも見るか!!」
「うん!」
そう言った悠真は、観光用双眼鏡の、お金投入口に100円玉を入れると…
双眼鏡の中を覗き始めた。
双眼鏡を動かしては、街の景色を眺めている。
少しの間街の景色を眺めると、今度は私に声をかけてきた。
「美莉亜も早く来いよ~!
早くしないと見れなくなるぞ!!」
私を急かす悠真を他所に、私が小走りで悠真の元に駆け寄ると…
悠真は私の肩を組んで、"早く双眼鏡の中見れよ!"と言わんばかりに、私をほのめかしてくる。
私は急いで双眼鏡を覗いだ。
双眼鏡の中から見る街の景色は…
大きくはっきりと見え、一段と人の姿や、車の走行が小さく私の目に映りながらも、ありのままの自然体で見えた。
生きていて良かった。
生きていること自体が、"温かいなぁ~"って改めて思えた。