好きとスキが重なった日
その後悠真とは無言が続き、気がつけば目的地の総合病院に着いてしまった。

病院に着いた私達は救急車を下り、救急隊員とバトンタッチした看護師さんが、ストレッチャーに乗せて悠真を緊急処置室へ運ぶ。

悠真は綺麗な看護師さんに運ばれて嬉しいのか、変態みたいににやけてるし!!!

ストレッチャーに乗りながら、私に向かってピースサインをする始末。



私が悠真の傍にいなくたって、悠真の傍にはいつだって誰かがいる。




悠真は学年二番人気にカッコよくて、眼鏡を外せば女子がわんさか悠真の元に寄ってくるから。

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