好きとスキが重なった日
そんなことを思っていると、悠真の携帯のバイブ音が鳴った。

早速悠真のお母さんからメールかな?

そう思った私は、ジャージの上に乗せていた悠真の携帯を開く。

携帯をスライドさせ、新着メッセージを見るなり、思わず唖然した。


どうして?ねぇ、どうしてなの?
何で私には黙ってたのよ、悠真・・・

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宛名 美莉亜の姉ちゃん


久しぶり~悠真くん元気にしてた?
もちろんあのこと、美莉亜に内緒にしてくれているよね?

美莉亜の驚く顔早く見たいな。

悠真くん、本当にいいの?
後悔してない?

クリスマスの日、デート楽しみだねー♥♥♥

せっかくだから、手繋いじゃう?
くれぐれも、当日まで美莉亜には内緒だよん!!

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え…?どういうこと?

悠真とお姉ちゃんって、まだ繋がってたの?
いつの間に仲良くなってるんだろう…。

それに、私に内緒にしてることって何!?


クリスマスの日にデートって何?

もしかして、私に隠れてこそこそと、本当は二人付き合ってたの…?



手繋いじゃう?って、まるで恋人みたいじゃん!


ハッと私はため息を溢した。
隠し事しないって、悠真、私と約束してくれたのに…

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