好きとスキが重なった日
私の心の中が渦を巻くようにモヤモヤした。
今すぐ悠真を問い詰めたい。

でもそんなことをしたら、今までの関係が壊れてしまうかもしれないと、私はそう悟った。

私、今がすっごく楽しくて、ワクワクしてる。
悠真と一緒にいるとき、雲の上にいるみたいに、何もかも全て忘れるくらい、生き生きしているんだ!

だから、悠真とのこの関係を壊したくない。

今、悠真とこの関係を壊してしまったら私…

光る一つの希望を無くしてしまう。



また一からやり直そう。

そう心に決めた私は、その後も悠真が緊急処置室から出てくるのを、祈るようにして待った。
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