好きとスキが重なった日
悠真の髪から、ハーブみたいな爽やかな香りがする。
何だろう、この匂い。
すごい心が落ち着く。
高級なシャンプーでしか嗅いだことのない匂い。
ふぅ~ん
私はあまりにも心地がよくて、眠り姫みたいにすやすやと、気がつけば眠りについてしまった。
*
どれくらい寝ていたのだろうか。
私が眠りから覚めると、悠真は枕に頭を乗せ、何でもしてくれ~みたいに私に体を委ね、当の本人はうとうとしていた。
瞼が閉じたり開いたり。
眠たそうな素顔がこれまた可愛い。
「あ、起きたのか!おはよ」
悠真はあくび混じりにそう私に問い掛けた。
「悠真おはよ!あれ?私、寝ちゃってた?
ごめんね、私のせいで体勢キツかったよね・・・」
「別にいいよ!
美莉亜の可愛い寝顔が見れたしな~
ついでにほら!写真撮っちゃった
美莉亜って、本当に可愛いな!!」
「ちょっとー写真消してよ~
恥ずかしいじゃん!」
私の寝顔を撮った写真を、ホレホレと私に見せるかのように、携帯を見せびらかしてきた。
私は携帯を奪おうとぴょんと起き上がるが、悠真の動きが速すぎる。
さすが元バスケ部。
行動力がまず違う。
諦めた私はパイプ椅子に座り、悠真に向かってボヤくが、言ってはいけないことをつい癖で言ってしまった。
ヤバイ、悠真にバレたかな。
お姉ちゃんからのメールを勝手に見たことバレたのかな?
何だろう、この匂い。
すごい心が落ち着く。
高級なシャンプーでしか嗅いだことのない匂い。
ふぅ~ん
私はあまりにも心地がよくて、眠り姫みたいにすやすやと、気がつけば眠りについてしまった。
*
どれくらい寝ていたのだろうか。
私が眠りから覚めると、悠真は枕に頭を乗せ、何でもしてくれ~みたいに私に体を委ね、当の本人はうとうとしていた。
瞼が閉じたり開いたり。
眠たそうな素顔がこれまた可愛い。
「あ、起きたのか!おはよ」
悠真はあくび混じりにそう私に問い掛けた。
「悠真おはよ!あれ?私、寝ちゃってた?
ごめんね、私のせいで体勢キツかったよね・・・」
「別にいいよ!
美莉亜の可愛い寝顔が見れたしな~
ついでにほら!写真撮っちゃった
美莉亜って、本当に可愛いな!!」
「ちょっとー写真消してよ~
恥ずかしいじゃん!」
私の寝顔を撮った写真を、ホレホレと私に見せるかのように、携帯を見せびらかしてきた。
私は携帯を奪おうとぴょんと起き上がるが、悠真の動きが速すぎる。
さすが元バスケ部。
行動力がまず違う。
諦めた私はパイプ椅子に座り、悠真に向かってボヤくが、言ってはいけないことをつい癖で言ってしまった。
ヤバイ、悠真にバレたかな。
お姉ちゃんからのメールを勝手に見たことバレたのかな?