好きとスキが重なった日
「立ち話はこれでおしまい
さぁーてと、早く掃除終わらせるぞ!」


立ち話って、悠真から話かけてきたんじゃん!
本当何か勝手な人だけど、そういう所が面白い。


ネクタイを緩め、腕の袖を捲った悠真はモップを持ち、床を掃いている。



Yシャツから透けて見える血管………。


やばい。




首筋の血管もぷっくらしてるし。




私は一気に赤面し、鼻血が飛び出そうになった。




私は悠真のこと、好きじゃないのに

何だか体が火照て頬が赤くなるの。



これって、恋?




それとも久しぶりに男の人と話して、ドキドキしてるだけなのかな…。




照れている表情を見られないように、少し悠真と距離をあける。






ドキドキと高鳴る胸を鳴り止ますかのように…


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