好きとスキが重なった日
「悠真!おはよ~
傷もう大丈夫なの?」

私は悠真に思いっきり抱きついた。
悠真は少し慌てながらも、私を優しく抱き止める。


「おはよ!傷はまぁ良くなったかな
それより美莉亜!俺がいなくて寂しくなかったか?」


「もうっ!寂しかったに決まってるじゃん…」

私は悠真のお腹を優しく両手グーで叩いた。
そして悠真の胸に顔を埋める。


私の両手を掴んだ悠真は何も言わず、私を抱き締めてくれた。


「ごめんな、美莉亜に寂しい思いさせちゃって…
でもこれからはずっと一緒だからな!」


低い声で耳元で囁いたその甘いマスク。
少しくすぐったい。



体を離した悠真が…

"ん!!"と言って手を繋ぐように促してくる。


私が手を繋がないでいると、ムスーッとタコみたいに頬を膨らませて、無理矢理手を握ってきた悠真。


その姿を見るなり、私の頬はりんごのように真っ赤になった。


悠真…大好きだよ。






悠真と数日振りに再会した私達は、空白の時間を忘れるくらい話が弾み、気がつけば学校に到着した。



私の悠真に対する愛。


悠真は全部受け取ってくれますか?
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