好きとスキが重なった日
ドレスに着替え終わった私は、鏡で見ている訳でもないのに、何だか懐かしい思い出に浸った。
私が初めてドレス着て、おめかししたのは、七五三の時だったよね…。
あの頃はまだ幼くて、やんちゃばかりしていたけど…
あの七五三の日だけは、いつもより大人しくて、女の子らしくなってた って、お父さんとお母さんが、懐かしそうにそう話していた。
私もすごい鮮明に覚えてる。
ドレスに着替えた私が教室から出ると…
早々と準備を終えた悠真が待っていた。
悠真の黒のタキシード姿は、いつも以上に大人っぽくて、何だか別人みたいにきまっていた。
「美莉亜、綺麗だよ」
私のドレス姿を一通り見た悠真が、照れくさそうに私の顔を見て、そう呟いた。
「ありがとう!
悠真だってカッコいいじゃん!」
悠真はくしゃっと目を細め、微笑むと…
「美莉亜、これ受け取ってくれますか?」
手の甲にキスをする白馬の王子様と同じポーズをした悠真が、赤いバラの花一本を手渡してきた。
どこに仕込んでいたんだろう。
「私なんかでよければ」
私が照れ隠しをしながらバラの花を受け取ると、悠真は私の手の甲にキスをした。
「俺は、好きだよ
今でもずっと………」
ボソッとギリギリ聞こえるくらいの声で呟いた悠真は、私をエスコートするように、私の手をとる。
ずっと憧れ、"こんな素敵な人に出会えたらいいな~"って ずっと夢を見続けてきた私。
悠真がだんだん、私の理想の白馬の王子様に見えてくる。
私が初めてドレス着て、おめかししたのは、七五三の時だったよね…。
あの頃はまだ幼くて、やんちゃばかりしていたけど…
あの七五三の日だけは、いつもより大人しくて、女の子らしくなってた って、お父さんとお母さんが、懐かしそうにそう話していた。
私もすごい鮮明に覚えてる。
ドレスに着替えた私が教室から出ると…
早々と準備を終えた悠真が待っていた。
悠真の黒のタキシード姿は、いつも以上に大人っぽくて、何だか別人みたいにきまっていた。
「美莉亜、綺麗だよ」
私のドレス姿を一通り見た悠真が、照れくさそうに私の顔を見て、そう呟いた。
「ありがとう!
悠真だってカッコいいじゃん!」
悠真はくしゃっと目を細め、微笑むと…
「美莉亜、これ受け取ってくれますか?」
手の甲にキスをする白馬の王子様と同じポーズをした悠真が、赤いバラの花一本を手渡してきた。
どこに仕込んでいたんだろう。
「私なんかでよければ」
私が照れ隠しをしながらバラの花を受け取ると、悠真は私の手の甲にキスをした。
「俺は、好きだよ
今でもずっと………」
ボソッとギリギリ聞こえるくらいの声で呟いた悠真は、私をエスコートするように、私の手をとる。
ずっと憧れ、"こんな素敵な人に出会えたらいいな~"って ずっと夢を見続けてきた私。
悠真がだんだん、私の理想の白馬の王子様に見えてくる。