好きとスキが重なった日
「間接キスする?
それとも俺の甘い指を舐める?」


「どっちも嫌です」


「はぁー可愛くないな
素直に俺の気持ちを受け取ればいいのに…
美莉亜の指が汚れるの嫌なんだよ」


「だからって…」


「頼むよ!」


「しょうがないなぁ~」



そう言った私は、チョコレートが垂れている悠真の指をぺろっと軽く舐めた。



うん!やっぱり美味しいなぁー。


このチョコレート。



こんなにも甘く、ほんのりほろ苦くて、口の中で広がるチョコレートと悠真の指の感触…




私、本当に何やってるんだろう・・・
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