好きとスキが重なった日
「お待たせいたしました!
こちらがレディースランチになります」


あの会話の後から溝があいたように、特に何も喋らず、注文した料理がぞくぞくと運ばれてきた。


私はお姉ちゃんの方を見ながら、箸を手に取る。
お姉ちゃんはしきりにボーッとしていて、中々食べそうにない。


「お姉ちゃん食べないの?このハンバーグ美味しそうだよ♪」


「あ、うん、今食べるよ」


箸を手に取りハンバーグを一口食べたお姉ちゃんが、あまりの美味しさで元気になったみたい。

箸を進めて、"美味しいね!"って幸せな表情を浮かべ、ニコニコしている。


「何でこんなに美味しいんだろー」


「それは鉄板で焼き上げてるからじゃない?」


ハンバーグの肉汁が、旨味を存分に引き出してて、本当に美味しい。

私の頬がたくさん落ちてく。



それから30分後…
美味しいご飯も食べ終え、二部のクッキー配布までの時間があったので、少し店内をブラブラすることに。

ちなみにランチはお姉ちゃんの奢りです!


服屋さんを見たり、ペットショップに行っては、可愛いペットにたくさん癒されました。


犬飼いたいなー。
あんなに可愛い寝顔を見ちゃったら、つい買いたくなっちゃうよ。


だけどそんなお金はどこにもなく…。


悠真は動物好きなのかな?
でもいつかは本気で飼いたいなぁ~。

< 512 / 527 >

この作品をシェア

pagetop