好きとスキが重なった日
「美莉亜ちゃん、本当に久しぶりだけど元気だった?」
「うん、まあまあ元気かな」
「あの時さ、その六年前に言ったことまだ気にしてる?」
「ううん、全然気にしてないよ」
優介くんが運転する車の助手席に座りながら、しきりに外の景色ばかり見ていた。
外の景色ばかり見ているせいか、優介くんの表情は見えず・・・
少し素っ気なくしすぎたかな…。
「その…逆に優介くんは元気だったの?」
「俺?そうだなー、元気といえば元気だけど
毎日愛犬と戯れて、充実してるかなー」
私が優介くんの方を見て言った瞬間、優介くんは優しそうな表情を浮かべていた。
自然と私もその空気に馴染んでいく。
「へぇーそうなんだ!
ちなみに飼ってる犬って、どういう犬種なの?」
「バーニーズマウンテンドッグって知ってる?」
「うん!知ってるよ!
ペットショップでたまに見掛ける♪」
「すんげーでかいんだけど、あの日新聞で子犬の譲り先を見ていなかったら、ミルと出会ってなかった
何か似てる気がして…
犬に一目惚れしたんだよ…」
「その子、ミルちゃんって言うんだね!
きっと可愛いんだろうなぁ~
私も、犬に一目惚れすることあるよ!
お姉ちゃんには、犬は皆ウルウルな瞳で見てるだけだよ って言われたけど」
「美莉亜ちゃんみたいに可愛いよ!
そうなんだ
まぁ、そうかもしれないな」
「え!?」
私は一瞬、時が止まったみたいに固まってしまった。
"美莉亜ちゃんみたいに可愛いよ!"
それって・・・
次第に胸騒ぎがしてきた。
優介くんはその後、"気にするな"って言ってたけど
気にしちゃうよ。
私はまた外の景色を見て、自分を落ち着かせる。
「うん、まあまあ元気かな」
「あの時さ、その六年前に言ったことまだ気にしてる?」
「ううん、全然気にしてないよ」
優介くんが運転する車の助手席に座りながら、しきりに外の景色ばかり見ていた。
外の景色ばかり見ているせいか、優介くんの表情は見えず・・・
少し素っ気なくしすぎたかな…。
「その…逆に優介くんは元気だったの?」
「俺?そうだなー、元気といえば元気だけど
毎日愛犬と戯れて、充実してるかなー」
私が優介くんの方を見て言った瞬間、優介くんは優しそうな表情を浮かべていた。
自然と私もその空気に馴染んでいく。
「へぇーそうなんだ!
ちなみに飼ってる犬って、どういう犬種なの?」
「バーニーズマウンテンドッグって知ってる?」
「うん!知ってるよ!
ペットショップでたまに見掛ける♪」
「すんげーでかいんだけど、あの日新聞で子犬の譲り先を見ていなかったら、ミルと出会ってなかった
何か似てる気がして…
犬に一目惚れしたんだよ…」
「その子、ミルちゃんって言うんだね!
きっと可愛いんだろうなぁ~
私も、犬に一目惚れすることあるよ!
お姉ちゃんには、犬は皆ウルウルな瞳で見てるだけだよ って言われたけど」
「美莉亜ちゃんみたいに可愛いよ!
そうなんだ
まぁ、そうかもしれないな」
「え!?」
私は一瞬、時が止まったみたいに固まってしまった。
"美莉亜ちゃんみたいに可愛いよ!"
それって・・・
次第に胸騒ぎがしてきた。
優介くんはその後、"気にするな"って言ってたけど
気にしちゃうよ。
私はまた外の景色を見て、自分を落ち着かせる。