好きとスキが重なった日
その後も一時間近く見て回り、堪能した。

「そろそろイルカショー始まるね!」

「うん!イルカショーすごく楽しみにしてたの」


ウキウキの私は、イルカショーが始まる会場に着くなり、真ん中辺りに座る。

もうすでにお客さんがちらほらいた。


「ではこれからイルカショーを始めます」

サンタの帽子を被った飼育員のお姉さん。
ピンマイクのアナウンスを合図に、周りのお客さんが拍手し始める。

私もそれに合わせて拍手した。


拍手の声援に応えるようにイルカが登場し、約30分のイルカショーがスタート。

まず最初に、メスとオスの鳴き声の違いを確かめたり、名前の紹介だったり、観客から投げられた輪投げを上手く嘴でキャッチしたり、嘴でボールを遠くに飛ばすパフォーマンスがあった。


一番すごかったのが、イルカのドルフィンキック!!

水しぶきが飛ぶくらい、迫力満点。


イルカのパフォーマンスもあっという間に終わり、会場を後にした。


「イルカショーすごかったね!一気に涼んじゃった」


「今日がクリスマスってこと、すっかり忘れてたな」


「それそれ!」


水族館デートを楽しみながら、記念にガチャガチャをやったり、イルカのペンダントを作ったり、お土産として優介くんがカワウソのぬいぐるみをプレゼントしてくれた。



「そろそろ行こうか!お腹もすいたー」


「私もお腹ペコペコ
水族館楽しかったね!」



水族館楽しかったけど、今度は悠真と一緒に来たいな。
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