片思い。
あたしと真守くんが付き合って一週間。
あの花火大会から一週間もたったのか……。
長いような短いような。
真守くんとはメールや電話はしているけど、この一週間あったことはない。
そして花火大会が終わったその次の日、あたしは楓と雅に報告をした。
……………
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「えぇ!?付き合ったの!?うそっ」
あたしは、真守くんと付き合ったことを伝えた。
楓の反応は予想していたものとは違ったけど、驚きながらも「良かったね!」って言ってくれた。
雅も良かったねと言ってくれたんだけど、それほど驚きはしなかった。
「あたしは、美桜と池宮がそのうち付き合うんだろーろうなーとは思っていたよ?」
「う、うそっ!?真守くんがあたしのこと好きとかわかんないじゃん?」
「………わかるわよ。女の勘ってやつー?」
「雅ちゃんすっごーい!さすがだよ!」
楓も雅のことすごいって目をキラキラさせながらそう言った。
楓だって相当だと思うのはあたしだけなのか……?
「……2人ともありがと!大好きだよぉー!」
もうなんだか泣けてくる。
周りから見たらおかしな人って思われるかもしれない。
だって喫茶店で3人揃って笑ったり泣いたりしているんだから。