片思い。
First step
そして次の日。
あたしは池宮くんのことが好きだって気づいたわけだけど、
余計に話しかけにくくなったよ………。
というか、あたしが池宮くんのこと好きになるって、雅と楓の言うとおりだな……。
と、その時。
頭上から声が聞こえてきた。
「あのさ、俺のことも名前で呼んでいいから……」
そう言いながら手を首元にしながら席へ座った彼は池宮くん。
て、照れてるのかな//
その癖を教えてもらって、良かったような良くなかったような……。
って
「名前っ!?」
「……反応遅い」
「い、いいの?名前……呼ぶよ?」
「………いいって言ってる」
なんの風の吹き回しかわからないけど、名前で呼べるなら呼びたい……。