優しい瞳
「彩、本当にそれでいいのか。
入院しなかったら、もう・・・その・・・「半年いきれないんでしょ?しってるよ でも、ずっとあんな場所で過ごしたくない。

限界まで、お母さんと、お父さんと、お兄ちゃんと暮らして、学校も、部活にも行きたい。」

「本当に、いいんだな?」

「うん。後悔はそっちの方がないよ。

・・・・ごめんね、お父さん達に迷惑かけて・・・」




「彩、そんなこというな。
俺らは、彩のためならサポートするぞ!
だって、家族だもんな。」

「お・・お兄ちゃん・・」

「お母さん、お母さんも賛同してくれるかい?
僕等の娘だ。 自由にしてあげよう。」


「あ・・や・・・は、そ・・れでいいのね・・・」

「うん。」


「わかった・・・・わ・・・」



「お父さん、インハイが終わるまで誰にも言わないで・・・
インハイまで、学校にいく。
インハイが、おわったら
入院する・・・・から・・・」

「わかった。

よしっ!じゃあ、今日はご飯たべにいこうか!
なっ、母さん!」

お父さんの、こういうところが私にうつったんだな。

顔は、お母さんだけど、お父さんの遺伝子も受け継いでるんだな。

生きてるっていいね。






< 20 / 40 >

この作品をシェア

pagetop