優しい瞳
ん・・・・?


ここどこ?

周りには、白いカーテンがある。



あれ? 私、部活してたよね。
もしかして、倒れちゃったの?

ここまで、したのになんで?

神様・・・・私を、裏切るの?



なんか、涙がでてきた。











「星島さん、大丈夫?」

保健室の先生だった。


「先生、私 どうしたの?」


「あぁ、心配しなくても大丈夫よ。
ただの、疲れよ。
もうちょっと、寝ときなさい。」



先生、これは疲れじゃない。
頭が、かち割れそう。

でも、ここで言ったら インターハイにでれなくなる。

お母さんを呼ぼう。

「先生、お母さんに電話していいですか
?」

「どうしたの?」

「体が、だるいんで 部活出来ないかと思いまして。」


「分かったわ。 じゃあ、電話してて。
私が、監督さんに行ってくるわ。」

「お願いします」





私は、先生がでかけると、すぐにお母さんに電話した。


「お母さん!痛い、痛い 助けて!」


「どうしたの!大丈夫?」

「お願い!はやくきて!」


「わかった!まっときなさい!」




ごめんね、迷惑かけて。

お願い、インターハイまでだから。

どうか、バスケさせて。

あと、二週間だけでいいから。



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