優しい瞳
お母さんがすぐに来て、保健室の先生と何やら話して、急いで
病院にいった。



「先生!先生!彩が・・・・!」

「どうしたんですか?」

「練習中に倒れたらしく。」

「彩ちゃん、聞こえる?
大丈夫かな?」

もう、私は限界だった。

この、体で あの練習量をこなすだけでも奇跡だった。



「お母さん、啓太・・・・。」

「誰?啓太?」

そっか、お母さん知らないか。


「お兄ちゃん。きい・・・て・・・」


私は、そこで意識を失った。










「・・・・・やが、後、二ヶ月だって」

お母さんが、泣いてる声が聞こえる。

「お・・・かぁ・・さん、」


「あやっ!大丈夫?」

「うん・・・」



「そぅ・・・、啓太くん呼んだわよ。」






啓太か・・・


「えっ???なんで?」


なんで? 呼んだ??





「彩が、いったじゃない。


呼んで来るわね」



えっ・・・・



ちょっと、まって・・・・










「よお!彩 久しぶり、」

「久しぶ・・・り。」









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