今でも ずっと
ラーメンを食べながら、おさななじみの涼子にメールしてみる。
涼子は、私より、ひとつ年上。
小さい頃、お互いの家が近所で、幼稚園から中学まで、ずっと一緒だった。
涼子は、高校を中退して、すぐに結婚した。
今は、もうすぐ2歳になる女の子のママだ。
“ひさしぶり! ちゃんと、ママやってんの? 今度、会いたいね。”
涼子には、いつも、相談にのってもらってた。
強くて、しっかりした、頼りになる、お姉さんみたいな存在。
ラーメンを食べ終わると、塾の宿題をすませた。
名残おしいけど、そろそろ行かなきゃ。
部屋を出て、急いで塾に向かう。
龍一に言われたんだぁ、塾には、ちゃんと行けって…。
俺は、仕事を頑張るから、お前は、しっかり勉強しろって…。
親みたいなこと言うから、最初は嫌だったけど、龍一の真面目な表情に、心を打たれたのかも。
今は、休まずに塾に行ってる。
学校にも、休まず行ってる。
龍一のいうことなら、なんでもきける。
誰よりも、信じてるから。
ただ、自分の家で過ごす時間が、苦痛でたまらない。
どこかに、行ってしまいたい。
その夜も、相変わらずだった。
朝の早い公務員の父親は、私が塾から帰ったら、もう寝ていた。
母親と妹は、一緒にテレビを見てる。
黙って、2階に上がり、シャワーを浴びて、メールをチェックする。
涼子から返事がきてる。
“元気? 最近は、親とうまくいってるの?
なんかあったら、すぐに言うんだよ!
いつでも、相談にのるからさ。
また今度、由衣に会いにきてよ。
今月、2歳の誕生日むかえるんだよ、早いよね。”
夜遅いと、迷惑だろうから、返事は明日にしようかなあ。
涼子は、主婦だしね。
龍一に、お疲れ様と、おやすみなさいの、メールを送った。
もう0時過ぎてる。
寝てしまうと、また朝がくる。
また繰り返し…。
龍一、おやすみ…
ベットに横になる。
寝れるかなあ、寝るのが、もったいないなあ…。
龍一のことを考えながら、眠りにつく…。
涼子は、私より、ひとつ年上。
小さい頃、お互いの家が近所で、幼稚園から中学まで、ずっと一緒だった。
涼子は、高校を中退して、すぐに結婚した。
今は、もうすぐ2歳になる女の子のママだ。
“ひさしぶり! ちゃんと、ママやってんの? 今度、会いたいね。”
涼子には、いつも、相談にのってもらってた。
強くて、しっかりした、頼りになる、お姉さんみたいな存在。
ラーメンを食べ終わると、塾の宿題をすませた。
名残おしいけど、そろそろ行かなきゃ。
部屋を出て、急いで塾に向かう。
龍一に言われたんだぁ、塾には、ちゃんと行けって…。
俺は、仕事を頑張るから、お前は、しっかり勉強しろって…。
親みたいなこと言うから、最初は嫌だったけど、龍一の真面目な表情に、心を打たれたのかも。
今は、休まずに塾に行ってる。
学校にも、休まず行ってる。
龍一のいうことなら、なんでもきける。
誰よりも、信じてるから。
ただ、自分の家で過ごす時間が、苦痛でたまらない。
どこかに、行ってしまいたい。
その夜も、相変わらずだった。
朝の早い公務員の父親は、私が塾から帰ったら、もう寝ていた。
母親と妹は、一緒にテレビを見てる。
黙って、2階に上がり、シャワーを浴びて、メールをチェックする。
涼子から返事がきてる。
“元気? 最近は、親とうまくいってるの?
なんかあったら、すぐに言うんだよ!
いつでも、相談にのるからさ。
また今度、由衣に会いにきてよ。
今月、2歳の誕生日むかえるんだよ、早いよね。”
夜遅いと、迷惑だろうから、返事は明日にしようかなあ。
涼子は、主婦だしね。
龍一に、お疲れ様と、おやすみなさいの、メールを送った。
もう0時過ぎてる。
寝てしまうと、また朝がくる。
また繰り返し…。
龍一、おやすみ…
ベットに横になる。
寝れるかなあ、寝るのが、もったいないなあ…。
龍一のことを考えながら、眠りにつく…。