片想い、両思い、
あたしは、びっくりして、
心臓が飛び出そうだった。

好きでもないのに、好きとか言われると、
なんでドキドキするんだろうか。

「なんで」

藤は、真剣な顔で言った。

「てか、嬉しいけど、いきなりなんでよっ!」

あたしは、強く否定した。

「んじゃあ、嫌いなんか?」

ズキッ・・・。

あたしが、一番嫌な言葉。

嫌いなんて・・・!
嫌いじゃないけど・・・。

「そうよ!今は嫌い!!」

ズキズキズキズキズキ………。

なんで、あたしが・・・。

だって、嫌いじゃないなんていってもあれだし・・。

「そうか・・・」

「あ・・・」

藤は、顔を下に向けた。

「でも、俺はあきらめねえええ」

「は!?」

もうッ・・・。

なんなのコイツ!

やだよー…。

辛い気持ちがこみ上げてきた。

辛い・・・?

なんで辛いのかな?

< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop