そして君は星になった
一歩一歩、海へ歩き出す。
波打つ海水が私の足をゆっくりと
飲み込んでいく。
迷うことなく海の深い方へ歩く。
息が上がる。
必死に死のうとして息が上がる。
「うえっ…ゴホゴホ……」
口に海水が入り咳き込む。
「はあっはあっ…」
「はあっ……ゴホゴホ…うっ
ゲホゲホ……死ねる…
ゴホゴホっ…もうっ…何もかもっ
はあっ…ゲホッ…終わるっ…!!」
息ができなくなった瞬間、
足がふわっと浮いた。
私…死ぬんだ…