そして君は星になった
「何してんだよっ!!!」
腕を思いっきり引っ張られて
海から顔を上げた。
同時に空気が一気に肺に送り込まれる。
「んはあっ…!!ゲホゲホっ!!
やめてっ…!!!!!
離してよ!!!!!!!」
掴まれた腕をなんとかして
振りほどこうと最大限の力で暴れる。
「ふざけんな!!!てめえ何しやがる!
何勝手に死のうとしてんだよ!!!」
聞いたことのない怒鳴った声。
「ゲッホゲホ…!やめてって!!
私なんか…!
私なんか生きてる意味ないの!!!
もう楽にさせてよ…!!!!!
もう……居場所なんていらないからっ」
「あんたはなにも分かってねえ…!
なにも、なんにも分かってねえ…!
自己完結すんなよ!!一人で溜め込んで
一人で解決しようとするな!!
ふっざけんなよ!!!!!!!
俺がどんな思いで
生きているのかも知らずに!!
ふざけんな!!!!!!!」
「あんたには関係ないって
言ってるでしょ!!ゴホッ
はあっ…私の命なんだから!!
ゲホゲホっ好きにさせてよ!!!」