そして君は星になった
「あんたには俺の姿が見えて、
それと同じように
俺の目にはあんたが映ってる。
それってもうどうしようもないことで
変えられない事実だろ。
だからあんたはもう、
俺の人生の一部なんだよ。」
「な、なに言ってんの…
意味わかんないよ…」
彼はゆっくりと立ち上がり
足についた砂を簡単に払って
私の方に近づいてきた。
「意味わからなくてもいい。」
そう言うと彼は靴のまま海に入り
私の手首を掴むと強引にさっきまで居た
砂浜まで私を連れていった。