私は、あなたの中身に惹かれました…!
私がことの内容を話すと、彼方は

「あ、それ、多分優希先輩だよ!」

「えっ?」

「だって、茶髪なんだろ?」

「う、うん…」

「3年生で茶髪なんて、優希先輩しかいないし!」

「そっか…でも、なんで知ってるの?」

「んっとー、入学したての時に、俺が校舎の中で迷ってたら、気づいたみたいで、優希先輩から声かけてくれたんだよ。それで、お世話になってたから名前知ってんの。髪の毛染めてるけど…優しい先輩だぞ?」

「…そうなんだ!なら良かった!」

「そんな、この学校にそこまでの問題児いるわけないだろ?そんなんいたら、俺が変えてやる。」

「だよね。ありがとう彼方。」
< 10 / 83 >

この作品をシェア

pagetop