私は、あなたの中身に惹かれました…!
そしてもう1ヶ月が立った。

2学期が始まったころと、優希先輩との関係は変わらないまま。

なんなんだろ…

私…

「こらー!!南!ちゃんと記録とってるのか!!しっかりしろマネージャーなんだから!」

「あ、す、すみません!」

今は部活中。しかも試合中。

顧問の先生に怒られてしまった。

ふう… と、一息ついて、記録をとるためにコートの方を向くと、彼方と目が合った。

彼方は口パクで、

「…バーカ」

と言っているようだ。

私は睨んで返した。
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