私は、あなたの中身に惹かれました…!
5章 *私って子供?*
優希先輩の卒業式も終わり、春休みもあっという間に過ぎて、私は中学2年生になった。

ーーピンポーンーー

「波瑠加ー?彼方君来たわよ〜!お母さんも仕事行かなきゃなんだから早くして〜!」

今日は2年生になって初めての登校日。

「あっ、はーい!ちょっと待ってー、もう少しで用意終わるからー!」

私は洗面所にいた。

寝ぐせがなかなか直らなくて…

髪型をいつもはポニーテールにするのを、お団子にした。

私は洗面所から部屋にバックを取りに行き、玄関に直行した。

「お母さん行ってきまーす!!」

そう言って私は勢いよくドアを開けた。

ーーこのドアを開けるのと同時に、何か開けてはいけないドアも開けてしまったのかもしれない。ーー
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