呪いのテディーボーイ

[おーい!聞こえてるかー?]

[あっ。ゴメンゴメン。]

[考え事?]

[違うよ笑笑ちょっと昔を思い出してた。]

[そっか。僕と裕太は本当に正反対な性格だよな笑笑]

[そうでもないと思うよ?]

[だって僕めっちゃ暗いじゃん。]

[なに言ってるんだよ笑笑今、明るいだろ笑笑、それに凱は、すげー優しいじゃん!]

[そうか?]

[凱は、もっとみんなと仲良くなろうという気が足りないんだよ。みんなも分かってくれると思うぜ!]

[嘘でも嬉しいよ。サンキュー。]

裕太との電話を切ると、下から母の呼ぶ声が聞こえた。

[分かった。今行くから。]
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