表の顔☆裏の顔

席へと案内される。
その間も女の子の黄色い声は店内へ響いていた。

面倒だ。
来る女来る女煩い。
甘えた声を出す女。
連絡先を聞いてくる女。
一晩だけでもいいから抱いてくれと言ってくる女。

はぁ〜。
俺が求めているのはこんな女じゃない。
その日何人女が来たかわからない。
でも俺が求めている女が来る事はなかった。

上等だ。
あの女が席に座るまで通い続けてやる。

変な意思の固さを出す和哉だった。
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