表の顔☆裏の顔
春の自覚
ドキドキする。
握られた腕が熱い。
なんだろこれ?
早く戻ってこいっていう言葉が嬉しかった。
怒ってると思ってたのに怒ってなかったからうれしかった?
んん〜。
わかんない。
とりあえず近藤さんお見送りに行かなきゃ。
「近藤さん、疲れてるのにわざわざありがとうございました。ゆっくり休んで下さいね。」
「今日は春ちゃんを独り占めできなかったからちょっと寂しかったな。また近い内に来るから今度は独り占めさせてね」
チュッ。
えっ?
えぇぇぇ!?
頬っぺにキスされちゃった。
ど、ど、ど、どぉしよぉぉぉ!?
急にだよ?
今までそんな事してくる人じゃなかったのに。