表の顔☆裏の顔
控え室の扉らを開けると
「おはよ〜」

と、可愛い笑顔を向けてくれる夏実-ナツミ-の姿があった。

「おはよ〜夏実は今日も可愛いね!」

夏実は小柄で、167cmもある春奈からすれば小動物のように可愛い存在であった。
2人は同い年という事もあり、気があうのだ。

「春!昼にランチ行こうってメールしたのに無視なの!?」

春奈の源氏名は春。
仲のよい夏実にも本名は明かしていなかった。

「ごめぇ〜ん!寝てたんだぁ」

「またぁ?春はいつも寝てるよね!たまには私のために起きてよね?」

ぷ〜と頬をふくらませる夏実を見て

「プププッ(笑) 夏実可愛いぃぃぃ!!そんな顔されたら仕方ない!今度は頑張って起きます!」

というしかなかった。

メイクを直しながら2人で話していると

「春さん、指名入りました〜」

と、黒服げ呼びに来た。

「はぁ〜い」

「頑張ってね〜」

と、ヒラヒラ手を振る夏実を置いて部屋を後にした。
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