あの日の雨が、君を呼んだ。



泣くな私、何も聞こえなかった、知らない


何度も言い聞かせた。



「…だから…」

「ごめん!私もう行かなくちゃ」

「ちょ、おまえっ」

「補習始まるの!また今度!」


雨のせいにして逃げ出した。


まだ終わるわけにはいかない。




これから関係を戻せばいいんだ。


なんとかなる。





とはいっても、補習の間考える事がたくさんで何も手につかなかった。

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