狂愛

高校へ進学する際、またもや彼は中学の入学時同様彼女と同じ高校の受験を選択した。

彼女の周りの友達・家族、また、彼の家族や研究チーム、マスメディア達にもこのことは噂になり、大いに広がっていった。

彼女の周りには、彼との関係を妬むものも多く存在したが、家族や友達からは付き合ってはいないものの、二人の進展を応援されていた。
だが彼の周りは一転して、研究チーム・彼の家族は彼女との繋がりを猛反対。
彼女の父親は、基礎研究チーム(下の方の役柄)の一員であり、役柄昇格のため娘を利用し、彼にとりいるよう言っているに違いないとの声も上がったが、無論、そんな戯れ言を気にも止めず、彼は自身の好きな道を選んだ。