狂愛

「ん?」

声を発した男は驚きを隠せない。

「おい、お前やってみろ。」

男たちは交互に「はい。」と言っていくが、誰が言っても扉は開かない。

「どーなってるんだ!!?」

彼女を背中に背負ってた男が怒鳴る。

「センサーが反応してないのか?」

「いや、入った時には反応していた。」

「どーする。このままだと五分後にみんな死ぬぞ。」

他の男たちも声を揃えて慌てふためく。
そんな時だった。
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