大切な君に
「バンッ!!」








あたしは勢いよくドアを開けた。









そこには、泣いている和希と、優しそうな30歳ぐらいの女の警官が一人いた。








二人は驚いた様子でこちらを見る。








「和希っ!!」









あたしは、和希を抱きしめた。







本当にぎゅーってなるぐらい、







強く……





強く抱きしめた。
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