大切な君に
心の傷
傷も回復し、やっと退院することができた。





まだ通院はしなきゃいけないけどね。







あたしは看護師さんに挨拶をすると、病室を走ってでた。






そして、







「ふぅ〜あああ。」








手足を大きく広げて、深呼吸した。








やっぱり、外の風は気持ちいい。








空を見上げる──






あたしは小さく…






「ただいま…。」






とつぶやいた。
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