大切な君に
「………えっ…?」





女の子って、そういうもの。








本当は気づいてるクセに、







本当は嬉しいのに、













ワザと不安にさせて、気持ちを確かめるの。








男の子を困らせたいの。









「そんな……冗談でしょ?」








「本当だよ。嘘じゃない。」









ほら、この真剣な顔が見たくて……












女の子って素直じゃないでしょ?








「……倉田くん、あたしも好きだよ。」
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