大切な君に
「ねぇ〜、どこ行きたい?」





あたしが、せかすように聞く。






「う〜ん、沙耶は行きたいとこある?」




「う〜ん、水族館とか?」




「水族館かぁ……。
よしっ!水族館にしよっか。」






そういって真琴は愛しい笑顔を見せる。






−ドキン−





「うんっ。」





−ドキン−




ねぇ、真琴………。





この幸せが、一生続けばいいのに。




どうして神様は意地悪するの……?
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