大切な君に
水族館に着くと、あたしのテンションは上がりまくっていた。





「うわぁ〜っ。スゴイよ真琴っ!
見てみて!!」






「お前……はしゃぎすぎ。」





その言葉に、ちょっとショックなあたし。






すると真琴は、


「でもまぁ、今日はいっか。」





と言ってあたしに笑顔を向ける。





−ドキン−





その笑顔につられてあたしも笑顔になった。








きっと、これを幸せって言うんだね。



あたし今、スゴく幸せだよ。



真琴──。
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