真逆な2人

俺には麗奈が言いたいことがなんなのかだいたい予想はついた。きっと麗奈は皆を傷つけて龍姫をやめようとしてるんだ。

麗「うん。つまんなかった。上辺だけの仲間ごっこ見てたら寒気がした。それに私は暴走族は大っ嫌いだから。だから私は龍姫にならない。」

龍「なんでだよ....?ここにいろ。」

拓「女なんて所詮こんなもんだろ。」

春「僕たちは仲間でしょ?」

あ「俺たちを信じてください。」

蓮「麗奈は他の女と違うと思ってたのにな。」

麗奈も何考えてんだよ?頼む、もぅやめろ。これ以上一人で抱え込むな。自分を傷つけるのはやめろよ。龍希の皆を頼れ。

そんな俺の願いは届かなかった....

麗「仲間?俺たちを信じろ?笑わせないで。
何が仲間よ。そんな友情ごっこ付き合ってられないわ。」

龍「お前もそんなやつだったんだな。」

春「麗奈ひどい。」

あ「貴女のことはもぅ忘れます」

蓮「お前なんか龍希にはいらねー。」

拓「だから女は嫌いなんだよ」

皆気づけよ。麗奈の目見ろよ。今にも泣きそうな顔してんじゃねぇか。最低なのはおめぇらだろ。

麗「なんとでも言えば?私には関係ないから。それじゃ。」

そう言って麗奈は自分の部屋へと消えていった。そんな麗奈を見ていたら麗奈の気持ちに気づかないで麗奈のことをボロクソに言ったこいつらに切れそうになったとき俺より先に昴が切れていた。

昴「てめぇらいい加減にしろや。なにがその程度の人間だ。最低な人間だ!!てめぇらそれでも総長と幹部かよ!?拓真、まだ5日間しか一緒にいないけど麗奈はそこらへんの女と一緒だったか?龍希の幹部だからって近づいてきたりお前を捨てるような女だったか!?てめぇだって気づいてんだろ?そこらへんの女と一緒じゃねぇって。ほかの奴らも何で気づいてやんねぇんだよ。麗奈の目見たか!?今にも泣きそうだったじゃねぇか!!あれは麗奈の本心じゃねぇのがなんでわかんねぇんだよ!」

昴がこんな感情的になったのを見たのは初めてだった。それほど俺等にとって麗奈は大事なやつなんだ。


昇「ちょっと待ってろ。まだ帰んじゃねぇぞ。」

俺はそういって麗奈の部屋に行った。

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