真逆な2人
病院についてしばらくしたころ昇さんが話し出した。
昇「お前らこれからも麗奈と関わっていくならもぅ麗奈を傷つけるような言動はするな。本当に裏切られたときはしょうがないと俺は思う。でも麗奈はそんなやつじゃない。裏切るときはなにかしら理由があると思っとけ。そしてお前らの力で理由を探し出せ。それで麗奈を助けろ。それが守れねぇやつが龍希にいるなら麗奈は龍姫にさせねぇ。」
龍「麗奈を傷つけるような奴は龍希にはいません。今回のことが最初で最後です。だから麗奈を龍姫にします。麗奈がどんな闇を背負っていても俺らが全力で受け止めます。笑顔にさせます。」
昇「まぁ傷つけたら俺等が許さねーけどな。(笑)」
龍「わかってます。」
もう絶対に傷つけない。麗奈は龍希が守る。それが俺等の役目だから。
春「麗奈大丈夫だよね…??」
昴「大丈夫に決まってんだろ。あいつはそんな弱くねー。」
あ「生きたいって気持ちがあるなら必ず戻ってきますよ。」
春「だね。」
そんなことを話していると俺らの前に1人の
医者が現れた。ここにいるってことは麗奈の手当は終わったんだろう。で、麗奈は大丈夫なのか?
医「香川さんは命に別状はありません。」
全「よかった。」
医「ただ…麗奈さんの意識が戻る様子がないんです。もぅ目を覚ましてもいい時間なんですが…。これは僕の憶測でしかありませんが相当ショックなことがあったんだと思います。それで目が覚めないのかと…。香川さんに戻りたいという意思があれば必ず戻ってきます。だから皆さんで話しかけてあげてください。」
龍「はい。わかりました。」
それから俺達は麗奈の寝ている部屋へと向かった。
病室に入ると手に包帯をまかれ酸素マスクをされている麗奈が眠っていた。