真逆な2人
あれから私は家に帰ってずっと泣いていた。悔しさや悲しみ。何もかもが家のドアをあけた瞬間に溢れ出た。止まることの知らない私の涙はしばらく止まらなかった。
時計を見ると4時をまわっていた。
どれほど泣いていたんだろう。鏡に映った赤く腫れた目を見ながら「はぁー。」と長いため息をついた。
夜ご飯は食欲がないからいらないや。
今日はお風呂入ってねよぅ。
そぅ思いお風呂に入った。
湯船には白色の入浴剤を入れゆっくりと体を休める。
....さっき泣き止んだばかりだというのにまた溢れ出す涙。皆との思い出を忘れてしまいたい。こんなことになるなら高校なんて行かなきゃ良かった。もぅ明日から学校行かないとこ。皆を見るときっとまた泣いてしまうから。
しばらくしてお風呂から上がり、布団の中に潜り込む。
麗「明日るーくんに電話しよ。」
そう呟いて夢の中へと落ちていった。
ピピピピピピ....
学校に行くために設定しといたアラーム。
これも今日から私には必要ない。そぅ思い私はアラームを解除した。
それから顔を洗いるーくんに電話をかけた。
麗「あ、もしもし?るーくん?」
昇『あぁ。おはよ、麗奈』
麗「おはよ 私、今日から高校行かない。皆に会うのは辛いょ。」
昇『そーか。来れそうになったらまた来い。また俺と昴で麗奈ん家行くな』
麗「うん。ありがと。」
昇『おう。じゃぁまたな!飯ちゃんと食えよ』
麗「頑張るよ、またね。」
こうして私達は電話を切った。飯食えって言われても食欲ないしな。まぁ食欲が出てきてから食べよっかな。
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この時ちゃんとご飯食べてれば皆に迷惑はかけなかったのに。