真逆な2人
龍希side~龍斗~
麗奈が龍姫を辞めると行ってからしばらくたった。それから麗奈は学校に来ることもなく連絡もつかなかった。麗奈は毒龍のことを知っていた。しかも狙いが麗奈だとも言っていた。もしそれが本当なら俺らは麗奈をほっとくことはできない。それに俺らは昇さんと昴さんと約束した。麗奈を救うことを。「お前らの力で理由を探し出せ。それで麗奈を助けろ。」この言葉は麗奈が病院に運ばれたとき昇さんに言われた言葉だ。
俺らは絶対に麗奈を救う。
俺らは今屋上で麗奈について話し合っている。そして麗奈の家に行って話をつけることを決めた。でもその前に毒龍をどうにかしなきゃいけない。毒龍を潰すのには流石に俺らだけでは無理だ。
あ「麗奈を救うためには毒龍を潰すしかなさそうですよね。」
春「そうだねぇ。でも毒龍は俺らだけでは潰せない。」
蓮「毒龍には組がバックにいるからな。」
拓「どーするんだ?龍斗。」
龍「毒龍については初代の方たちにも協力してもらおう。近々集会を開くぞ。」
皆「おう。(はい)」
花「皆もぅ時間やばくない?そろそろ戻らないと昴先生が....」
龍「そーだな。そろそろ戻るか」
こうして俺らは教室に戻ることにした。
春「あ、今って移動教室じゃなかった?」
あ「そういえばそうですね。」
あ、そうじゃん。理事長室に行って鍵もらいにいかねぇと。こんなことならまだ屋上にいればよかったな。そんなことを思っていると花梨があることに気づいた。
花「あれ?教室ドア開いてるよ?誰かが閉め忘れたのかな?」
龍「あ、ほんとだ。理事長室に行かなくてすむじゃん!」
花「そーだね♪」
この時俺らはそんなことしか思っていなかった。でも教室に入ると信じられない光景が目に入った。
蓮「授業めんどくせー。....って、おい!誰か倒れてる!」
龍「は?........麗奈!!!!」
そこには俺の大切な人....麗奈が倒れていた。俺らは急いで駆け寄った。久しぶりに見る麗奈はすごく痩せていた。本当、何やってんだよ。
龍「あつく翔を門の前でまたせとけ!!それと春と蓮は昇さんと昴さんを呼んでこい!!」
あ、春、蓮「わかった!」
龍「おぃ!麗奈、起きろよ....!!だから無理すんなって言っただろ...!!」
花「麗奈....。ぅ、ひく。」
どんだけ俺は無力なんだ。好きな女を守れないなんて…。絶対助けるって約束したのによ。なんで麗奈はこんなになるまで俺らを頼ってくんねぇんだよっ。