真逆な2人
あれから一週間。夕方、学校の仕事を片付けてるーくんが私を迎に来てくれて無事に退院することができた。
麗「ねぇるーくん?今から学校よってくれないかな?」
昇「いーけど何か忘れ物か?それなら俺が明日届けるよ。」
麗「ぅぅん。忘れ物じゃないよ。私皆に手紙を書いたの。だからそれを机の上に置いておこうと思って。」
昇「そーゆーことか。なら行くか!!でもあいつら教室来ないこと多いぞ?」
麗「それなら屋上に置いてこようかな。皆、毎日あそこにいるでしょ?」
昇「あぁ。そーだな。」
こうして私達は学校の屋上へとむかった。
……キィィ
誰もいない静かな屋上に錆びたドアが開く音が響いた。
そして私は壁側の段差に皆の手紙を置いた。その横に私とるーくんは座った。
麗「なんかすごく久しぶり」
昇「そぉだな。俺も屋上に全然来てなかった。」
麗「…るーくん。私ね2人が死んじゃってすごく悲しかった。なんで私を置いて逝ったんだろう。なんであの時私も死ねなかったんだろうって思ってた。」
昇「ぅん」
るーくんは急に話しだした私を不思議そうに見つめていたけど優しく相槌をうってくていれた。