確信犯
思い出したように届く便り。
政宗からの、言葉。
この、瞬間だけは。
八重の事を考えてもらえている。
メールを打つ間だけは。
八重に心を傾けてもらえている。
それはとてもシンプルで。
相手と、“関わる”という原点。
何気ないことを届けたい。
聴かせてあげたい。
お互いに、一方通行。
だけど。
受け止めてもらえた時の嬉しさは。
片想いだとか。
単なる交流だとか。
そんな事は。
何の関係もないように思えた。
嬉しい事は、嬉しい。
それは未満でも以下でもなかった。