確信犯
「真珠だよ」
何気ない事のように会長が囁く。
今から。
私自身がそれに貫かれるんだ、と思っただけで。
とてつもない期待感に震えた。
道具だと思われててもいい
玩具だとしても、構わない
会長のカラダに埋め込まれた真珠へ指を添えて。
ずっと欲しかったものを、自ら自分の口に導いた。
会長に、熱くなって欲しかった。
右の大腿を撫で上げながら、私の脚を開かせて会長が間に入る。
既に遮るもののない私を、丹念に舐めあげて。
会長の腰がゆっくり進んだ。
私の空洞が、埋まる。
入口で擦られて突起物を感じた。
ずっと欲しい。
心がなくても。
この温度と容積を感じる時だけは、勘違いできそうだから。