確信犯
物珍しい真珠は。
たくさんのヒダを刺激する。
これで。
今までどれほどの女性を、夢中にさせてきたのか。
もしかすると…秘書課の誰かも、ご褒美で味わってるのかも知れない。
長くて厚い舌は。
私のはだけた胸の中央をなぶって。
ねっとりと絡まる。
何往復もされて。
どんどん、空気にさえも反応する。
このままだと
他の女にも負ける
そう感じて目を開けると。
冷えた会長の眼差しとぶつかった。
意地が湧いてきて。
会長から身を退く。
私の中を隙間なく埋めていたもの。
真珠に沿って舌を這わせた。
会長にされたやり方で。
会長を舐めあげる。
漏れた吐息が聞こえてきた時。
心が戦慄いた。