確信犯
生きてるコトが苦しいなんて、
初めて、思った。
白澤有雅を潰すコトだけを。
見据えてきたのに。
そんな、たったひとつの願いを。
半分以上やり遂げたトコロで。
出口を見失った。
匠の存在が、
見失わせた。
子供と過ごす時間が、
目標を霞めさせた。
私は、穢れきったのに
求めてた
こうしたのは自分のクセに
“シアワセ” だなんて思えるモノを
願うようになっていた
匠に絡む、奥平チーフは。
真っ当な、男女関係を表そうと。
匠のベルトに手をかけていて。
キレイな、2人のハズなのに。
真っ当な、男女関係のハズなのに。
それは薄汚れて見えた。