確信犯



体調が不安定すぎて。


運転したり、建築現場へ行くようなパートの仕事にも行けない。






仕事中の右耳の聴覚を心配されて。


それを言われると、強めな態度には出られなかった。






電話は左耳に当てるクセがついて。


その最中に。


右側の音を聞き逃すのはいけない。






大工さんたちの現場の大声は、聞き取れたとしても。


不意の出来事に対応しづらいと、事故に繋がって迷惑になる。






ナニより。


私が気にしすぎれば。


匠の心配が募ってしまう。






だから。


焦っていないし、


大したことじゃないんだと。


振る舞っていた。






生活するには。


働かなくてはダメだけど。


今だけは、一時撤退。





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