確信犯
研修で集まった人々と。
グループディスカッションや。
実際に、クロージングを実演。
クロージングされる側、になって。
フィードバックしたり。
クロージングを実演した自分も。
フィードバックされたり。
つまり、クロージングの実演が。
最終日の試験課題、だった。
あー。
男性ばかりで。
スーツの肩が凝る。
「――の…さん。一ノ瀬さん!」
昼食の時間。
支給のお弁当を片していると。
ドコからか、呼ばれた。
「――あ、はい!」
声のした方向を見ると。
研修のトレーナーが。
目でも、私を呼んでいた。