確信犯
幼稚園の先生たちが書いた、れんらくちょうをみたお母さんは。
ボクをよんだ。
テレビアニメをみていたボクは。
おわりまでみてから、テレビをけして、お母さんにちかよった。
「カンちゃん、あのね。性的なことに興味がないのは、イキモノらしくない。うちの皆はそう思ってるの」
うん。
あけすけ、だよな。
「お互いにどちらがより、相手を気持ちよくしてあげられるか、競えるような人と抱き合ってね」
『きそえる』…か。
「今の人と抱き合うことが、いつか出逢う大切な人を傷つけない、と思えたら…抱き合っていいと思うよ」